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鎮守の杜の衰退 [鎮守の杜・巨木]

このところの神社探訪にて
鎮守の杜、神社の各社殿ともに衰退が激しい。
神社に関しては明治〜戦前にかけて地域自治体のバックアップもありそれなりの整備もされて来たのだと思うが、いかんせん当時の日本は今と比べるとまだまだ貧しかった。
そして敗戦を機に歴史観の変換がなされ長期に渡ってのほったらかし状態となってしまう。
そしてその流の中で、おそらく戦前の遺産が食い潰されて終焉の時を迎えているのではないだろうか。
それなりに整備し直されている神社もそこそこにはある。しかしそれはあきらかに宮司がいるような大きめの神社に限られている。
地域の集落にて管理しているような田舎の村の神社、商店街で忘れ去られたような神社ははっきり言ってガタガタの状態と見える。
私の地元の神社も私が子供の頃(昭和40〜50年代)に比べ10年程前によくよく見たらかなり荒れ果てておりびっくりした記憶がある。ただ私の地元はそれでもまだ過疎ではなくそれなりに人口も増えつつあるため、最近は元々の祭事を復活させたりする動きがあり、この前見たら少しは改善のあとが見られたのが少しの救いだろうか。(でも以前に比べるとまだまだダメ)
あと比べるのもどうかとは思うが私の地元の寺は坊主は生臭ではあるが金集めには才覚があり、お堂、庫裏と次々と改築している。そう思ってみてみると近頃寺の改築ラッシュのような感も見受けられるのも現実である。まあ葬式を握り地区の寺の責任者を煽り、お布施強要している様な物だが、皆それでも金を出してしまうのだろう。
でもキンキラの庫裏を建ててもそんな物には文化財的な価値など何も感じないし、実際に無いのだろう。
私の地元の神社の本殿もそれなりの装飾が施されており調べてみたら1700年代の建立であった。
地元の神社に光明は見えない。

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