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平清盛 NHKは真面目に歴史ドラマを作れ [時事(国内)]

今年のNHK大河ドラマ「平清盛」が大苦戦ときく。
今回は私も録画し見るようにしているが、確かに「つまらない」と思う。

私はこの10年ほど大河ドラマで取り上げるのならば「清盛」が一番面白いのではと考えていた。
日本史における3大転機の一つである「武家政権」のプロローグであり波乱に満ちた人生であり、山場となりうる戦闘もそれなりにある。
何年か前の「山内一豊の妻」や「天樟院」などに比べれば段違いに中身が濃くなる。
そして実際に歴史を造った張本人なのである。

大歴史物である「平家物語」もさるものながら20年ほど前に書かれた森村誠一(思想的には全く評価しないが)の「新平家物語」もなかなかの名作であり、十分原作に成り得るものと思っていた。
そしてそれらをモチーフにして「普通」につくれば面白くなるはずであった、はずである。

しかし何故かちっとも面白くならないのである。
確かに脚本はとことんダメだと思う。
松山ケンイチも実はとんでもない「大根役者」だった。
そしてなにより、何故これほどまで「貧乏くさい」のだろうか?
平氏は清盛の祖父正盛の代に莫大な財を築き、その財をもって平安貴族社会に乗り込んだのが実態である。
その割に清盛、そしてもう一つの武家の棟梁である源氏もだが、いくらなんでも汚すぎるのではないか?
韓国のインチキ歴史絵巻はキンキラ衣装(うそ)等、全て虚構を平気で垂れ流しているのにである。
平安貴族も所詮島国の貴族といった具合でタカが知れているレベル(私にはそう言っているNHKの心の声が聞こえる)できらびやかではない。本当は全然違うと思うが。
そして何故かいつも「もやって」いる。
あの土煙はいったいどのような意味があるのだろうか?
わざとやっているのか?
ドラマを真面目にそして面白く作る能力がもう無いのか?
それともその両方なのか?

楽しみしていた題材だけに全く持って残念である。


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